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天川 由記子(あまかわ ゆきこ) 1958年12月3日東京生まれ。帰国子女。英語と日本語の完璧なバイリンガル。アメリカ在住13年。上智大学外国語学部比較文化学科卒業。アメリカUniversity of Missouri-Columbia大学院政治学部卒業(MA=政治学修士号取得) NHK専属キャスター、テレビ東京アナウンサー(正社員)として10年以上勤務。主に報道ニュース番組のメイン・キャスターを務める。NHKでは、初代BSキャスター。NHK教育テレビ英語会話上級講師も担当。現在は、帝京大学短期大学 准教授授。総理および内閣官房長官の通訳も歴任。専門は、国際関係論、安全保障、アメリカ研究、マスコミ論。国際政治学者。著書(6冊、NHK出版)、学術専門論文100本以上。日本国内およびアメリカにおける政治学会などで研究発表票30本以上。「週刊文春」「週刊新潮」にも定期的に論文や署名記事を発表。所属学会は、American Political Science Association会員(アメリカ)、アメリカ研究学会会長(日本)、国際関係学会会長(日本)など多数。アメリカ政府に知己が多い。父親は、吉田茂、池田勇人、福田赳夫総理のブレーンを務めた世界的に著名な評論家・国際政治学者の天川勇。特技は、日本語・英語間の同時通訳。趣味は、アメリカの大学で専門的に学んだ油絵、家具製作と温泉旅行。自宅や別荘の家具は、本棚からテーブルに至るまで、すべて手作りのプロ級の腕前。インテリア雑誌などでも取り上げられている。好きな場所は、青春時代を謳歌したWashington, D.C. アメリカミズーリ州立大学時代に、声楽を専門的に学び、オペラ歌手をめざしたこともあった。性格は、完璧主義、正義感が強い、ちょっと気が短い。 Bio of Yukiko Amakawa--She was born in Tokyo on December 3, 1958. She is a returnee. She graduated from the Faculty of Foreign Languages of Sophia University in Tokyo. She also attended University of Missouri-Columbia and Georgetown University as a graduate student. Her field of study is international relations. She published 6 books and over 100 papers and articles. She worked for NHK(Japan Broadcasting Corporation) and TV Tokyo as a news anchor for ten years. Currently she is an Associate Professor with Teikyo University.

2007年09月23日

2007年9月23日

自民党総裁選

おおかたの予想通り、福田康夫氏になりましたね。福田氏は、議員票254票、地方票76票、計330票。(得票率は62%あまり) 一方麻生氏は、132票、65票、計197票。(37%あまり) これは、麻生氏が善戦したといえるでしょう。午後2:00から自民党本部で始まった党大会にかわる両院議員総会が始まり、投票中は、福田氏は、やや緊張した表情を示すこともありました。しかし、午後3:00すぎに開票結果が出て、528票のうち過半数を獲得した福田氏が、自民党総裁に決定した瞬間、本当に嬉しそうな表情をしていました。初の親子2代にわたる総裁の誕生。亡き福田赳夫元総理もきっと喜んでいることでしょう。福田赳夫総理は、私の父と本当に親しかったので、お亡くなりになるまで、月に1回は、必ずわが家に来て、3〜4時間くらい、じっくりと時間をかけて、私の父と国際情勢などについて、勉強会を開催していました。本当に勉強・研究熱心な方でした。そんなお父上のDNAをついで、福田康夫氏も、几帳面に小さな字でびっしりとメモをとるタイプなんです。小泉総理の政治は、確かに劇場型で面白く、政治を身近なものにしてくれた功績はあるでしょう。しかし、安倍総理が辞めるタイミングを謝り、政治の空白期間を生んでしまったあのような無責任な退任のしかたをしたことで、面白い政治よりも安定した落ち着いた政治を国民は望んだものと考えます。お友達内閣などとうわついた政治ではなく、福田康夫氏には、安定していて、落ち着いた品格ある政治を期待します。福田氏は、おそらくその期待には答えてくれるものと思います。

25日に、国会で首班指名選挙が行われ、ここで晴れて内閣総理大臣となるわけですが、それに先駆けて、明日24日に自民党3役人事に着手するものと思われます。挙党体制をくむということで、一部マスコミでは、古賀氏が幹事長に有力といっていますが、党をおさえるという意味で、古賀氏の幹事長は可能性はあると思いますね。マスコミ各社から、福田さんの人柄などの取材をこの数日間、のきなみ受けましたが、今日は、マスコミの関心は、もっぱら党3役人事と官房長官人事にシフトしています。福田さんも口が堅い方ですから、なかなか事前に情報は漏れてこないとは思いますが、バランス感覚の優れた方ですから、少なくとも安倍さんのようなお友達と論功行賞内閣といった愚かな人事はしないはず。とにかく、派手なくていいから、重厚で安定した政治運営ができる布陣を敷いてもらいたいですね。

アメリカのホワイトハウスは、先週の段階で、福田氏有利と判断し、福田総理を歓迎すると言っていました。福田氏は、ブッシュ大統領にもライス長官にも、官房長官時代に会って、会談していますので、どんな人柄かは、すでに承知しています。ただ、ひとつだけ気がかりなのは、福田氏が官房長官時代に後押しした元外務省アジア大洋州局長だった田中均氏を復権させるのか、ということをアメリカ政府は皆、聞いてきました。それは、福田氏の判断次第で、今の段階では、まだわかりません。ただ、北朝鮮問題に関しては、安倍総理の間は、北朝鮮もいこじになってかえって膠着状態となり、何一つ動きませんでしたから、福田氏は、自分の手で国交正常化を含めて、対話重視で解決したいと考えています。そこから判断すると、なんらかの形で田中均氏が福田氏の外交の一翼になるであろうということは、可能性があると思います。あとは、官房長官人事ですが、私も安倍さんには昨年、総裁選挙のさなかに、塩崎さんでは絶対に無理、と再考を頼みましたが、聞き入れてもらえませんでした。お友達の筆頭に位置する塩崎さんをどうしても起用したいという断固とした考えでしたので、私もあきらめざるをえませんでした。ま、結果は、悲惨なものとなりましたが・・・総理の女房役である官房長官は、各省庁との調整も大事な役割なので、調整型の政治家が望ましいでしょうね。あと、福田さんは、Team安倍の面々のように自分が、自分がと売名行為をする人間を一番嫌いますので、福田さんの心を一番理解できて、売名行為をしない堅実な方をお選びになることでしょう。側近がよくないと、どれほど悲惨な事態になるかは、安倍政権で嫌というほどよくわかりましたからね。もう、福田さんの腹は、決まっていると思いますけど・・・

昨日と今日は(22〜23日)、異文化コミュニケーション学会(SIETAR Japan)の年次研究大会が横浜のカリタス女子短期大学で開催され、政治学者をやってきました。今年は、例年よりも専門の学術学会への招聘を多くいただいていて、欲張ってほとんどすべてお受けしてしまったので、学術学会発表だけで10本近くになるかもしれません。異文化コミュニケーション学会は、政治学者の集まりではないので、普段接触のない学者さんたちと交流できて、面白かったです。日ごろは、仕事柄、どうしても政治家とマスコミ人とのお付き合いがほとんどの私にとって、異分野の方々との交流は新鮮で、いろいろな考え方に接触することができて、有意義でもあります。年内は、あと大きな学術学会での研究発表が3本ありますので、ねじり鉢巻で学者さんもやらなくては・・・

来月中旬にワシントンDCへ行きますが、福田内閣評が楽しみです。少なくとも、アメリカ国務省は、昨年から安倍総理ではなく、福田総理を内心では待望していましたから・・・

明日24日から大学も秋期講義が始まります。静かだったキャンパスにも、また活気が戻ってきます。
posted by 天川由記子 at 18:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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